渡井会長が、国際オゾン療法科学委員会(ISCO3:The International Scientific Committee of Ozonetherapy )の委員に選出されました。

国際オゾン療法科学委員会 は、Prof. Velio Bocci 氏が会長を務めるオゾン療法に関する新しい Working Group です。

 

Velio Bocci 氏から渡井会長への手紙(和訳)

同僚である

  渡井先生へ

 

国際オゾン療法科学委員会(ISCO3)における初代会長の権限において、ISCO3の書記官・Adriana Schwartz博士の協力の元、ISCO3が、60人に及ぶ世界各国からの候補者の中から選択した21人の専門家たちの名前を含む最初の会議結果に関する報告書を添付します。

 

これらの21人の専門家たちはISCO3規約により任命・承認され、そしてこの名誉ある職を受諾されました。

 

伝統的な医療が更なる援助資源(援助支援)を提供せず、患者たちが自身の運命(生命)を断念する場合においても賢明なオゾンの使用は、特定の病気に非常に有効であることを2005年に私は記述しました。これらの状況において、少なくとも特定の人々にとっては、オゾンは、希望と健康を与えることになり、金(ゴールド)よりも貴重であると考えています。しかし、伝統的な医療はオゾンの治療評価を否定し、多くの医療機関は、オゾンを敵対視している、あるいは、無関心な状態であるため、地球上で最も安価な薬品であるオゾンは、不適切に、あるいは、わずかにしか利用されていません。

 

数年間の間、私は、オゾン療法が医療機関や医療・科学界から承認されるように精力的に向き合ってきました。異なる言語に翻訳された私の著書は、私の誠実な思いを最も記述している証拠であると考えますが、FBRMMEJMのような高名な定期刊行物は、科学的な論議を開始する出発点のチャンスさえ与えてくれませんでした。重要な進展(展開)がこれまでにおいて達成されていますが、より多くの(オゾン療法の)研究がまだまだ必要であると考えています。

 

すべてのオゾン療法士は、オゾン療法に関する反論や障害を理解することが必要であると考えます。また、多くの国において、3つ以上のオゾン療法協会が主導権争いをしています。異なる医療専門性(医療特殊性)、あるいは、オゾン発生器や付属医療機器に関する商業的な関心(利権)が関連しているため、この事は、本当に愚かで容認出来ない行為です。

 

この不統一性(行動の不一致)は、(オゾンの)発展に重要となる有効な臨床試験の基本的な利益追求(治療効果追求)を妨げる事になります。オゾン療法は万能薬ではありませんが、特定の病気に対しては有効であるとする確証を提示できない限り、オゾン療法は、いつまでも不安定な状況から脱することはできません。

 

ISCO3は、国際オゾン療法の組織を装っているわけでもなく、そして、各国の協会のように直接的な活動に携わっている組織でもありません。本協会は、それらの協会・組織すべてと競合する意図はありません。ISCO3は、独立した組織であり、その協会に存在する21名の代表は、自身の能力範囲においてISCO3内で活動することになります。

 

現在、学界から身を引いた身ではありますが、ISCO3がどのような形態で存在すべきかなどを知らされた時、私はこの素晴らしい構想(第一歩)に対して躊躇することなく支持することを決断しました。ISCO3の目標が現実に達成されるような貢献を行いたいと考えています。また、この素晴らしい構想(第一歩)に、多くの支援が寄せられるのは当然であるとも考えています。

 

ISCO3は、世界におけるオゾン療法の規約に対して全力で取り組むことになります。これは、高い理想と大きな志を持った目標ではありますが、ロシア、キューバ、そして、スペインの半分においては、大きな肯定的な結果も既にもたらされているため、その事実が私を勇気づけることにもなり、そして、もしも、我々が共にこの目標に取り組む事になれば、その目標が達成されることも可能であると考えます。

 

オゾン療法を実施する方々は、プロ意識や深い知識を持ち、そして、過去に承認された規約を順守してオゾン療法を実施していかなければなりません。

 

ISCO3が、異なる医療文化、医療背景、そして、多くの偉大なる経験を持った世界の研究者たちや医師たちから構成されていることを考慮する場合、あるいは、キューバ、イタリア、ドイツ、ロシア、そして、他の多くの国々の同僚によって達成されている優れた科学研究が我々の取り組みの基礎となっていることを考慮する場合、そして、外部コンサルタントから受け取る情報などを考慮する場合、将来、ISCO3が医療専門家の業務に必要となる適切な規約を提供できることを願っています。

 

この事が、偽医師(偽療法士)によるオゾン療法の不適切な使用を回避する方法であり、我々と対峙する多くの敵、特に強大な力を持つ製薬会社(薬理学関連会社・医薬会社)に対して克服する能力(打開する能力)を持つことになります。我々は、ISCO3のより良い成功のため、先生の考えや提案を喜んで共有させていただきます。

 

                                                                            ISCO3会長   Velio Bocci 

国際オゾン療法科学委員会 第1回会議報告

(オゾン療法に)直接的、あるいは間接的に関与している世界におけるすべてのオゾン療法士の皆様へ。
オゾン療法における国際科学委員会(ISCO3)が2010年10月8日にウィーン(オーストリア)で正式に創設されました。アメリカ、アジア、そして、ヨーロッパから受け取った60人の申込書の中から委員会メンバーが選出されたことを我々は大きな誇りを持ってお伝えします。
ウィーン会議におけるISCO3の作業部会は、提出された申込書を検討し、各候補者の履歴書や書類を査定し、そして、ISCO3規約における選択基準を考慮した後、満場一致で以下の事項における決断を採択しました。
A. ISCO3メンバーの数(定員)
多くの申込書を受け取り、そして、ほとんどの申込者が確固たる経験や知識を有していたため、作業部会は当初のISCO3メンバーの数(定員)を15名から21名に増やすことを決定しました。この21名のメンバーが、選出された事を大変名誉な事であると考えています。
B. ISCO3のメンバー
ISCO3のメンバーとして、以下の専門家を任命します。
1.Alberto Alexandre (医学博士) 神経外科・低侵襲的な脊椎外科・イタリア
2. Froylán Alvarado Güémez (医学博士) オゾン療法助教授・メキシコSinaloa Autonomous大学医学部・メキシコオゾン療法協会の創設者/会長・メキシコ
3. José Baeza Noci(医学博士) 整形外科/心的外傷外科・スペインオゾン療法協会(SEOT)の創設者/会長・スペイン
4. Oxana Bitkina(医学博士)皮膚科医博士・ロシア
5. Velio Bocci(医学博士) Siena大学/生理学名誉教授・イタリア
6. Ruhi Cakir(医学博士) トルコ
7. Bernardino Clavo(医学博士) 腫瘍学博士・スペイン
8. Mirta Copello Noblet教授(医学博士) 眼科学・修士/十分な寿命(条件を満たす寿命)・キューバ
9. Roberto Dall’Aglio(医学博士) 内分泌学・イタリア
10.Patricia Mabel Garino(医学博士) 婦人科学、及び、産科学・修士/審美眼医療・アルゼンチン
11.Heinz Konrad(医学博士) 一般外科・ブラジル
12.Vijay Sheel Kumar(医学博士) 神経外科・酸素/オゾン療法世界連盟(WFOOT)の会長・インド
13.Gregorio Martínez Sánchez教授(薬学博士) 上級研究者・キューバ
14.Nabil Mawsouf教授(医学博士) 麻酔学・エジプトオゾン療法協会/会長・エジプト
15.Sergey Peretyagin教授(医学博士) 外傷学と整形外科研究所(Nizhny Novgorod)における実験医学部/部長・ロシアオゾン療法士協会/会長・ロシア
16.Lamberto Re教授(医学博士) 臨床薬理学と毒物学・イタリア
17.Adriana Schwartz(医学博士) 婦人科学と産科学・オゾン療法におけるスペイン医学専門家協会(AEPROMO)の創設者/会長・スペイン
18.Frank A. Shallenberger(医学博士)体化学成分正常化医療薬協会/副会長・アメリカ
19.Tiron Stefan(医学博士) 整形外科とスポーツ外傷学・オゾン療法におけるルーマニア科学協会の創設者/会長・ルーマニア
20.Veronika Vongai博士(生化学) 博士号/生物物理学・ウクライナ
21.Takeo Watarai(医学博士) 博士号/心臓血管・日本酸化療法医学会/会長・日本
C. 外部コンサルタント
 発言権は持つが、投票権は持たないISCO3の外部コンサルタントとして以下の専門家を任命します。
1.Eugeni I. Nazarov教授(生物物理学)博士号・化学/科学/化学技術・ウクライナオゾン療法協会/会長
2.Fadi Sabbah博士(歯科医) レバノン
3.Siegfried Schulz博士(獣医外科) 博士号/胃液分泌・ドイツ
D. ISCO3理事
以下の専門家の方々を理事会の理事として選出します。
会長:Velio Bocci教授(医学博士)
副会長:Nabil Mawsouf教授(医学博士)
書記官:Adriana Schwartz(医学博士)
E. 法務顧問と財務顧問
ISCO3の法務顧問と財務顧問として以下の専門家を任命します。
Roberto Quintero氏(弁護士)Doctorat Troisième Cycle(第三課程における博士課程)/国際関係論/政治学・スペイン
F. 方法論への取り組み
以下の方法論への取り組みを採用する場合、もしくは、研究における目的を選択する場合、選択された目的に関する書類を与えられた時間で準備する目的で、会長は報告者(担当者)として1人のISCO3メンバー、あるいは、必要な場合は1人以上のメンバーを選択することになります。
報告者(担当者)は、書類を準備している段階において、適切と考える場合には、ISCO3内外におけるすべての人々と相談する権利を有することになります。締切日までに書類が作成される場合、書類は(委員会の)議論における目的でISCO3メンバーへ配布されることになり、その後(委員会における検討の後)、承認されることになります。ISCO3において、作成書類が議論されている際には、発言権を持つが、投票権を持たない外部コンサルタントが議論に参加することを承認されるかもしれません。
G. 数ヶ月以内に議論されることになる書類(文書)
1. オゾン療法の規約に関する化学的・医学的な支援となる内容を提供する参照書類(参照文書)
参照書類(参照文書)は、オゾン療法の規制化に関して興味を持っている各国のオゾン療法協会を支援することになります。
2. オゾン療法機器
オゾン療法機器に関する文書は、オゾン療法機器が必須とする根本的・基本的な技術条件の設定を目標としています。ISCO3は独立した組織であり、そのメンバーは自身の能力の範囲でISCO3内においてのみ活動することになることを留意していただきたく考えます。この医療療法(オゾン療法)を実施するすべての方々へ推奨する内容は、オゾン療法における参照の源(参照元)なる可能性があり、ISCO3は客観的な方法や独自の方法において、誇りを持ってその業務を推進することを約束するものです。
そのような理由おいて、ISCO3は、異なる国々の専門家の方々を高い価値観を持って統一していくことになります。「オゾン療法におけるマドリッド宣言」は、ISCO3のガイドライン(指針)として利用されることになり、必要と考慮される場合、その宣言内容は修正、あるいは、変更されることになります。ISCO3は、国際オゾン療法の組織を装っているわけでもなく、そして、各国の協会のように直接的な活動に携わっている組織でもありません。
ISCO3へ(メンバー選択)の申し込みを行っていただいた専門家の方々へ、そして、この重要な構想において、自身の勤務場所(各国)から支援を与えてくださる皆様へ感謝を述べさせていただきます。我々は、今後の困難な取り組みに対する皆様の継続的な支援をいただくこと、そして、我々がその構想を皆様と共に歩んで行くことを希望しております。
ISCO3の目的が下記に記されています。
(署名)Velio Bocci教授:ISCO3会長
(署名)Nabil Mawsouf博士:ISCO3副会長
(署名)Adriana Schwartz博士:ISCO3書記官
2010年10月29日

国際オゾン療法科学委員会の目的

a)医療ミスの可能性をより効果的に克服するため、最善の実施基準における判断(医療判断)と同様に、オゾンの各特定利用法における科学的、そして、医療的な利点(恩恵)を判断すること
b)科学的な根拠に基づいて、オゾンの各特定利用方法を標準化すること
c)異なる科学社会において、国際レベルの基準に関する調和や統一に取り組むこと
d)オゾン療法機器の使用法に関する医療的・技術的な条件を制定すること
e)オゾン療法に関する発行書物や公開書物における書庫(図書館)を展開・保持すること
f)異なる国々におけるオゾン療法の規則課程に関して、各国の協会によって使用される可能性があるオゾン療法の基本的な科学的記録書類を詳細に作成すること

 

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